モルモットの尿路結石症

2歳半以降の中高齢のモルモットで多くみられます。
原因として、遺伝的要因、代謝異常、栄養学的問題、飲水不足、細菌感染(膀胱炎、尿道炎)などが考えられています。

症状
無症状である場合もありますが、頻尿、排尿痛、血尿、無尿がみられる事があります。
排尿姿勢を取った際に鳴き声を上げている場合は尿路結石の可能性を考えねばなりません。

検査
尿成分を調べるために尿検査を実施します。尿の中に細菌や結晶成分が含まれていないか検査します。
また、X線検査を行い結石の有無を確認します。
超音波検査では結石の他に、腎臓の構造や尿管閉塞を起こしていないかの確認を行います。


治療
飲水量が少ない場合結石が拡大していくこともあるため、しっかりとした飲水量の確保や輸液を実施することもあります。
また、モルモットの尿路結石はカルシウムが主成分であることが多いためカルシウム含有量の少ない給餌を行うことが大事です。アルファルフアの給餌は控え、チモシーなどのイネ科の牧草やペレットを給与する必要があります。
小さい結石であれば自然排出される場合もありますが、大きな結石で自然排出できない場合や、食欲不振、排尿痛、血尿などの症状を繰り返す場合などは外科的摘出が必要になります。
内科的治療として、疼痛管理のために消炎鎮痛剤、食欲不振を呈している場合は消化管運動促進剤、尿路感染や血尿を引き起こしている場合は抗菌薬や止血剤を処方します。


まとめ
モルモットの尿路結石症はよくみられる病気でありながら重症化する可能性のある病気です。
また、モルモットは痛みに弱い動物のため、早期に治療を行い苦痛を軽減してあげることが重要となります。
モルモットが排尿時に痛みを感じている場合や血尿が出ている場合は早めの来院をオススメします。