大阪府堺市堺区のかすみヶ丘動物病院－ウサギ・フェレット・カメ・トカゲ・鳥・ハムスター対応。

2021年08月16日

 

暑い日が続いていますね。

今回はウサギで起こりうる致命的な疾患をご紹介いたします。

ウサギが食べず、便が出ずに元気がないという場合に、腸閉塞になっていることがあります。

腸閉塞では、胃から小腸へ食物などが流れないので、胃の中に空気や胃酸がどんどん溜まり、破裂しそうなほど膨らみます。

すると、パンパンになった胃の圧力で大きな血管の血流が減少したり、激しい痛みが起こったりして、改善しなければ死に至ります。（写真は、胃内にガス（黒く丸い部分）が大量に溜まり胃が拡張している状態）

腸閉塞になる原因は、毛玉などが詰まる機械的（物理的）な閉塞と、ストレスなどで神経が動かないことによる機能的閉塞があります。

入院での点滴や薬の投薬などの内科治療で改善せれる場合もありますが、毛玉などが完全に閉塞している場合は、早期に手術で取り除かないと改善しないこともあります。

症状が怪しいようなら、待たずに動物病院を受信することをおすすめします。

当院では、入院治療はもちろんのこと、必要なら手術もできますので、ぜひご相談ください。